FireMonkey(FMX)Stencilsは、Delphi / C++Builder / RAD Studioによってマルチデバイスアプリケーション開発を行う開発者と協業するデザイナー向けのツールです。これにより、デザイナーと開発者のコミュニケーションが強化され、FMXフレームワークのUIコンポーネントとスタイルによって実現できる、多様なデザインの可能性を、従来よりも容易に活用できるようになります。
FMX Stencilsには、以下が含まれています。
- Balsamiq、Sketch、Illustrator、Photoshop、SVG、PNGの各形式で、プラットフォームに依存しない一般的なユーザーインタフェイステーマのためのFMXステンシル
- Balsamiq、Sketch、Illustrator、Photoshop、SVG、PNGの各形式で、FireMonkey Premium Style Bundleの一部として提供されるiOS Copper DarkテーマのFMXステンシル
開発者をアシストするデザイナー向けのツール
デザイナーは、FMX Stencilsを用いて、Balsamiq、Sketch、Photoshop、Illustratorなどのツール上で、ワイヤーフレームやモックアップを作成できます。モックアップが完成したら、デザイナーは、デザインやスタイルガイド、アセットの変更箇所を、アプリケーション開発者と共有し、Delphi、C++Builder、RAD StudioでのFireMonkey UIコントロールのスタイルと適合するように実装を進めることができます。デザイナーは、InVisionや類似のツールにモックアップをアップロードして、コンポーネントの相互作用を表現するプロトタイプを作成することもできます。
コラボレーションを容易にする共通命名規則
FireMonkeyコンポーネントは、ベクター形式で作成されており、提供されたテーマに合わせてスタイルが設定されています。ベクターコンポーネントは、SketchとIllustratorのシンボルに変換されます。また、Photoshopでは、スマートベクターオブジェクトとSVGに変換されます。これにより、デザイナーは、アプリケーションのUIモックアップやプロトタイプを迅速かつ容易に作成することができます。シンボルとスマートベクターオブジェクトは、FMX命名規則に従ってラベリングされており、デザイナーと開発者が同じコンポーネント用語を用いるようになり、コミュニケーションミスによるエラーを削減できます。
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