IBM i向けビジュアル開発ツールDelphi/400が新機能を搭載」
クラウドサービスへの容易なアクセスを実現、HTML5ベースのアプリ開発も可能に
2017年8月29日
エンバカデロ・テクノロジーズ
株式会社ミガロ.(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長 上甲 將隆)が、提供するIBM i(旧称AS/400)向けビジュアルベースの統合開発環境「Delphi/400」は、エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:米国テキサス州オースティン、日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下エンバカデロ)が提供するDelphi 10.2 Tokyoのライセンスを受け、クラウドサービスへの容易なデータ連携の実現等の新機能を搭載したDelphi/400 10.2 Tokyoを提供開始しました。
Delphi/400開発画面、IBM iアプリのビジュアル開発が可能
URL:http://www.migaro.co.jp/contents/products/delphi400/point/index.html
■Delphi/400の新機能(アップデート内容)
<サーバーサイド>
Enterprise Connectorsを活用し、80以上のエンタープライズサービスと接続可能
新オプションのEnterprise Connectorsは、各エンタープライズサービスのAPIを使用せず、コンポーネントのドラッグ&ドロップ操作で、Salesforce.comやSAP、AWS、Office 365など80以上のエンタープライズデータを利用したアプリ開発を迅速に行えます。
<クライアントサイド>
最新のクライアントOSに対応したネイティブアプリ開発が可能に
Windows 10、macOS High Sierra、iOS 11、Android 8.0などデスクトップ・モバイル共に最新バージョンのOSのネイティブアプリ開発をサポートしました。
Delphi/400の中間サーバーによりHTMLベースのクライアント開発も容易に実現
HTMLベースのモダンなWebクライアントを構築することも可能です。また、エンバカデロが提供するWebアプリケーションのビジュアル開発環境「Sencha」との接続性もサポートします。
モバイルやIoT機器とバックエンドシステムの接続をサポートする中間サーバーを容易に構築
モバイルやIoT機器とバックエンドシステムを接続するDelphi/400の中間サーバー機能の構築を容易に行えます。コンポーネントを使用して、IoT機器のデータ取得などを容易に収集できます。
■Delphi/400の製品特徴
クロスプラットフォームネイティブアプリを開発可能
Delphi/400は、オープン開発で豊富な実績を持つDelphiをIBM i に完全対応させたネイティブアプリケーション開発ツールです。 Windows、macOS、iOS、Androidに対応したコンポーネントライブラリを使用することで、ドラッグ&ドロップで開発可能です。画面設計、コーディング、コンパイル、デバッグ等一連の開発作業が全て行える統合開発環境を用意しています。
RPGやCOBOLはもちろん様々なIBM i 資産を活用可能
Delphi/400により、文字数やサイズの制約がない自由な画面で、表形式やツリー形式での入出力、グラフや画像の利用など、5250画面では不可能だったビジュアルなGUIシステムを実現します。 また、IBM iの資産を活用できるコンポーネントにより、クライアントアプリケーションからCL/RPG/COBOLの呼出しはもちろん、QTEMP、MSGQ、DTAARA、SPOOL等様々なIBM i 資産が活用できます。 さらに既存のDB2 for i の物理ファイル・論理ファイルもなんら再定義することなくDelphi/400から直接アクセスすることが可能です。
IBM i に最適化した専用ドライバ及びマルチデータベース対応
最新のデータベースエンジンFireDACおよび、IBM i に最適化した専用ドライバにより、ハイパフォーマンスなIBM i 連携アプリケーションが開発できます。 SQL Server、Oracle、MySQLといった種類の異なるデータベースへのアクセスも可能な為、1つのアプリケーション上で様々なデータベースの情報を融合することが可能です。 さらにiOS、Android上で動作する軽量データベースSQLite、IBLiteもサポートしており、電波が届かない環境でも単体で実行可能なモバイルオフラインアプリケーションが作成できます。
■Enterprise Connectorsのエンタープライズサービス(クラウド)の接続先
■第21回 『Delphi/400 テクニカルセミナー』開催
Delphi/400 10.2 Tokyoの提供開始に伴い、第10回ミガロ.テクニカルアワード最優秀賞を受賞された富士精工本社様の製造業基幹システムの構築事例やEnterprise Connectors活用方法を紹介するセミナーを東京・大阪で開催します。特に開発事例では、カメラで撮影した鍵番号を文字変換してDelphi/400上に取り込み、基幹システムの貸金庫情報とマッチングした連携事例を中心にご紹介頂きます。
東京開催
2017年 11月 8日(水) 13:30~17:00(受付 13:15~)
日本アイ・ビー・エム株式会社 本社(箱崎)セミナールーム
〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19-21
大阪開催
2017年 11月 28日(火) 13:30~17:00(受付 13:15~)
日本アイ・ビー・エム株式会社 大阪事業所
〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-10-10
セミナー申込URL:http://www.migaro.co.jp/contents/whatsnew/window/MTS_21.html
株式会社ミガロ.について
1991年にIBM AS/400(現IBMi)のシステム受託開発を中心として、業務開始。業務アプリケーションに対しての幅広いノウハウを確立し、多くのお客様から評価されています。1996年、インターネット時代の幕開けに伴い、オープン系のアプリケーション開発、インターネット事業・教育事業と、次々と事業を展開。2000年より、既に国内で実績のある『Delphi/400』ツール製品に続き、『SP4i』をはじめとした数々のツール製品を提供しています。各種ソリューションツールに対して、高いスキルに基づくサポートを行い、販売・サポート両面で事業を展開しています。
エンバカデロ・テクノロジーズについて
1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月には、独立系ツールベンダーであるアイデラの傘下となり、さらなる技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builderといったアプリケーション開発ツール、ER/Studio、DBArtisan、Rapid SQL、DB Optimizerといったデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。詳細は、www.embarcadero.com/jp をご覧ください。
アイデラについて
アイデラは、2003年設立された独立系ツールベンダーで、「データとデータベースなくしてITは機能しない」をモットーに、データベースライフサイクル管理ソリューションを提供しています。世界各国の2万社以上の企業によって採用されたアイデラのツールは、無料版からエンタープライズまで幅広いカバレッジを持ち、オンプレミスとクラウドのいずれの環境においても、企業のITインフラの監視と管理を効率化します。詳細は、www.idera.com をご覧ください。
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