Delphiは、クラウドサービスや主要なデータベース、広範なIoTデバイスとの接続性を提供するクロスプラットフォームネイティブアプリケーション開発環境です。Windows 11対応のアプリケーション構築をサポートするVCLコントロール、Windows、macOS、Android、iOS、Linux向けクロス開発を可能にするFireMonkeyフレームワークがコンポーネントによるビジュアル開発を実現。単一コードによるマルチデバイス開発で、5倍の生産性を発揮します。
Delphi – Windows 10/11、Mac、モバイル、IoT向けネイティブ開発環境。コンポーネントによるビジュアル開発で高い生産性を実現。多様なシステムやデバイスに接続できるマルチデバイスアプリケーションを構築できます。
その他のツール – Delphiには、開発生産性を高める以下のツールが含まれています。多くのツールは、Delphiバンドル用の機能限定版です。これらの製品のフル機能を使用したい方は、別途製品版をご購入ください。
- FastReport VCL RAD Edition およびFastReport FMX Embarcadero Editionは、Fast Reports社から提供されるビジュアル操作でレポートをすばやく作成できるレポートツールです。
- TeeChart Standardは、Steema社から提供されるすばやく簡単に使えるチャートコンポーネントです。
- CodeSite Expressは、高品質アプリケーションの構築を支援するロギングツールです。
- Beyond Compare Text Compareは、ソースファイルの差分表示が可能です。
- IP*Works!は、主要な40以上のインターネットプロトコルをカバーするインターネットコミュニケーションコンポーネントです。
Delphiは、英語版、ドイツ語版、日本語版、フランス語版が提供されます。インストーラで使用言語を選択できるほか、IDEで言語を変更することもできます。
製品は、エンバカデロの直販EショップEMBARCADERO DIRECT、ComponentSource、全国の主要量販店、ソフトウェア流通代理店各社からお求めいただけます。詳細は、こちらをご覧ください。
エンバカデロでは、急激に変化するテクノロジーに対応するためアップデートサブスクリプション(年間保守)によって、製品アップデートを提供します。初年度のアップデートサブスクリプションは、製品価格に含まれます。詳細はこちらをご覧ください。
Delphiには、Community、Professional、Enterprise、Architectの4つのエディションがあります。各エディションの違い、機能詳細については、Delphi製品エディションおよび機能一覧をご覧ください。
Delphiには、複数のライセンスオプションがあります。
- 指名ユーザーライセンス: 特定の個人に使用権が与えられるライセンス。ソフトウェアは複数のコンピューターにインストールして使用することができますが、同時に使用できるのは1つのみです。指名ユーザーライセンスを、複数のユーザーで共有したり譲渡することはできません。指名ユーザーライセンスを用いるには、EDNのアカウント(Eメールアドレスが必要)を作成する必要があります。
- ネットワーク指名(Network Named)またはネットワークコンカレント(Network Concurrent)ライセンス: ライセンスサーバー(Embarcadero License Server)によって管理されるライセンス。ネットワーク指名ユーザーライセンスは、組織内のユーザーに割り当てて使用することができます。ネットワークコンカレントライセンスは、購入したライセンス数分の組織内の不特定多数が同時に使用できるライセンスです。いずれのライセンスも、 組織内に構築したライセンスサーバーに接続できるネットワーク環境が必要です。
- Flexera FlexNetを用いたネットワークライセンスは現在提供しておりません。ネットワークライセンスの管理には、ELCを使用します。
- アカデミックライセンス - 学生個人の学習向け、アカデミックボリュームライセンス - 学校の教室での授業・トレーニング向け
はい。Delphiでは、Delphi 7を含む旧バージョンを使用することができます。詳細は、旧バージョン情報ページをご覧ください。
いいえ、できません。購入したライセンスとそのライセンスによって利用できる旧バージョンのライセンスは、同一のユーザーアカウントのものとみなされます。これらのライセンスを譲渡したり販売することはできません。
既に旧バージョンをお持ちの方が、最新バージョンにアップグレードした場合、購入した指名ユーザーライセンスは、双方のバージョンに有効なひとつの指名ユーザーライセンスとみなされます。そのため、旧バージョンを持っていてWebページで旧バージョンライセンスを発行しようとすると、単に既存のシリアルナンバーが再送されます。
旧バージョンのライセンスは、製品登録後にライセンスリクエストによって取得するため、いつでもすぐに利用できるように、製品購入後、180日(約6ヶ月)までに入手するよう推奨しています。旧バージョンのライセンスが、製品に同梱されているのではなく、ライセンスリクエストを行って取得しなければならないという点に注意してください。そのため、旧バージョンのライセンスは、必要になったときに取得するのではなく、製品購入後、新バージョンをインストールしたらすぐに入手するようにしてください。一度取得した旧バージョンのライセンスは、カスタマーポータルで管理されます。
英語版、フランス語版、ドイツ語版および日本語版が利用可能です。バージョン2007以降では、インストール時に言語を選択できます。また、Delphi 7では、それぞれの言語向けのインストーラが用意されています。
アカデミック版は、学生によるプログラミング学習や学校の授業などの学習目的のみにご使用いただけます。教育機関は、そのシステム開発等の用途にアカデミック版を使用することはできません。また、アカデミック版から通常の製品ライセンスにアップグレードすることはできません。
バージョンごとのサポート状況については、こちらのページをご覧ください。
バージョン10.x以降の旧バージョンを利用するために、新たなインストーラーキーを入手する必要はありません。それ以前のバージョンについては、リクエストベースで必要なバージョンのインストーラ―キーを入手できます。これらの旧バージョンは、最新のOSプラットフォーム、データベースなどに対応しておらず、旧プロジェクトの保守や移行のために提供されているという点にご注意ください。
バージョン2006には、現在では提供ができないサードパーティライセンスが含まれています。Delphi 6以前のバージョンについては、はるか以前から販売終了しており、これらを再度提供する予定はありません。
このバージョンでは、古いライセンス管理の技術を使用していたため、ネットワークライセンスマネージャでは管理できません。
はい。最初に製品を使用するときに、製品の使用許諾登録を行うかどうかを質問するアプリケーションが起動します。これを実行し使用許諾が完了すると、登録およびインストールが完了します。
Delphiには、InterBase Developer Editionが含まれます。これは、InterBase を使用するアプリケーションを開発するためのライセンスで、20ユーザー、80論理接続をサポートしています。InterBase Developer Editionのライセンスは、Delphiのライセンスに含まれており、通常Delphiのシリアルナンバーを使って、Delphiとともにインストールされます。
InterBaseを使ったアプリケーションを配布する際には、InterBaseのライセンスが必要になります。エンバカデロでは、用途に応じてDesktop、Server、ToGoなどのライセンスオプションを用意しています。詳細は、お問い合わせください。
RAD StudioおよびDelphi最新バージョンの輸出規制分類番号(ECCN)は、5D992C – Mass Market です。
このオープンソースプロジェクトは、http://sourceforge.net/projects/radstudioverins/です。ソースコードリポジトリには、SourceForgeのWebサイトにログインして「Code」タブをクリックするか、https://svn.code.sf.net/p/radstudioverins/code/trunk/にアクセスします。
Delphiのモバイル開発機能(AndroidおよびiOS)はすべてのエディションで利用できます。
※ Delphi/C++BuilderのDataSnapモバイルコネクタはEnterprise版以上で利用可能です。
iOS開発では、シミュレータを実行するためにMacマシンが必要です。またiOSアプリをデバイスに配置するためにMacマシンに加えてApple Developerアカウントが必要になります。その他の詳細については、オンラインドキュメントをご確認ください。
FireDACは、DelphiおよびC++Builder(RAD Studio)で利用可能なマルチデバイス対応のハイパフォーマンスデータアクセスコンポーネントです。強力なユニバーサルアーキテクチャにより、Windows、MacアプリケーションからOracle、SQL Server、InterBase、DB2、Firebird、SQLite、IBLite、MySQL、PostgreSQL、SQL Anywhere、Advantage DB、Access、Informix、Teradata、MongoDB、DataSnapなどにダイレクトアクセス可能。最高水準のスピード、多様なデータベースへの共通アクセスに加え、FireDACは、データベース固有の機能のサポートや多様なデバイスプラットフォームへの配布にも対応しています。
FireDACは製品のインストールイメージに含まれています。XE4以前のバージョンでは、別途ダウンロードする必要があります。利用できる機能はエディションによって異なります。Professional版では、ローカル/組み込みデータベース接続をサポートしています。Enterprise版以上(またはProfessional版にClient/Server Add-On Packを追加購入)では、ローカル/組み込み、リモートエンタープライズデータベース接続をサポートしています。詳細な情報はhttp://www.embarcadero.com/products/rad-studio/firedacをご覧ください。
はい、できます。開発環境がサポートしている任意のWindows OS環境で開発を行い、配布をサポートしている任意のバージョンのOS環境(デスクトップ、サーバー、モバイルを含む)で、作成したアプリケーションを実行することができます。
最新のサポートプラットフォームおよび動作環境については、インストールノートのシステム要件をご確認ください
現在のバージョンのDelphiで構築したアプリケーションも、一般的にはWindows XPでも動作させることができますが、Windows 7以前のOSバージョンは、正式にはサポートしておらず、動作保証していません。
最新のサポートプラットフォームおよび動作環境については、インストールノートのシステム要件をご確認ください
MacinCloudは、クラウドホスト型Macコンピュータサービスです。MacinCloudを用いれば、macOSアプリケーションの実行、iOSアプリのシミュレータ上でのテストに利用できます。
はい。WindowsとmacOS、さらにはLinux向けに単一コードのアプリケーションを作成し、配布することができます。また、同じコードベースから、iOSとAndroid向けのモバイルアプリを構築することもできます。アプリケーションコードでは、単一のレスポンシブUIをすべてのプラットフォーム向けに共有し、各デバイス向けにカスタマイズすることができます。
多くの既存のコードは、新しいデフォルト文字列型UnicodeStringで動作します。バイトレベルでの文字列操作、文字列変数を渡す処理等については、Unicode文字列データに基づく文字数などを考慮して更新するべく調査する必要があるでしょう。既存のコードをUnicode対応させるための詳細については、こちらのページに掲載された情報をご確認ください。
はい、開けます。ただし、プロジェクトで必要としているコンポーネントがインストールされているかどうかに依存します。現在のDelphiでは、MSBuildシステムをビルドエンジンに使用しており、新しいプロジェクトファイルが必要になりますが、IDEは、2007以前のバージョンからアップグレードする際に、これを自動的に新しい形式に更新します。
できません。Delphiは、Windows、macOS、Linux、iOS、Androidのネイティブバイナリを生成します。.NETアセンブリをCOMオブジェクトとしてインポートすることはできますが、Delphiでは、ネイティブコードしか生成されません。
IDEのいくつかの機能が、これらのソフトウェアパッケージを利用しています。
いいえ。Delphiで開発したアプリケーションは、.NETランタイムサポートを必要としません。製品は、完全なネイティブWindowsアプリケーションを作成します。
はい。旧バージョンのRAD Studio、Delphi、C++BuilderとDelphiの最新バージョンは共存可能です。
はい。エンバカデロでは、Delphi開発者向けにCertification Programを提供しています。詳細はこちらをご覧ください。
64-bit Windowsコンパイラは、Delphiに含まれています。
Delphiで64-bitアプリケーションを構築するための情報、リソース、Tips、ビデオなどは、こちらのページでご覧いただけます。