エンバカデロ親会社のアイデラがローコードアプリケーション開発プラットフォームを提供する「LANSA」を買収
〜製品ポートフォリオの拡充により、より多くの企業が高品質アプリケーションを劇的なスピードで構築し提供可能に〜
2018年12月20日
エンバカデロ・テクノロジーズ
エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:米国テキサス州オースティン、日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下 エンバカデロ)の親会社であり、データベース、開発ツール、テスト管理ツールのリーディングプロバイダーであるアイデラ(Idera Inc. 米国テキサス州ヒューストン)は、モバイル、Web、デスクトップ、クラウド向けのローコードアプリケーション開発プラットフォームを提供するLANSA(ランサ)を買収しました。LANSAは、エンバカデロをはじめ、Sencha、Froala、Whole Tomatoおよび2018年11月に加わったAssemblaを擁するアイデラの開発ツール部門に組み込まれます。
LANSA社のローコード開発プラットフォーム「Visual LANSA」
■多様化するプラットフォーム対応に欠かせないローコード開発プラットフォーム
IT部門がサポートしなければならないモバイルデバイス、フォームファクター、ブラウザ、サーバープラットフォームやOSプラットフォームの数は日々増加しており、複雑性を増す中、クライアントサイドとサーバーサイドの双方にわたって、すべてのレイヤーをカバーできる開発者を確保することは困難になっています。LANSAのローコード開発プラットフォームは、フロントエンドとバックエンドの双方をサポートした堅牢なプラットフォームを提供しており、洗練されたクラウド配置機能は、競合他社との大きな差別化要素です。
■LANSA買収により企業の基幹システムでのRAD開発ソリューションを拡充
LANSAのフラグシップ製品「Visual LANSA」は、特に習得が容易で、新しい開発者でもすぐに開発チームに加わり、効率的な開発が可能です。Visual LANSAでは、開発者が日常的な反復作業を自動化可能にする、単一言語のIDEが提供されています。ビジネスロジックを、技術的な実装詳細から独立して、定義、カプセル化する。プラットフォームに依存しないリポジトリで再利用可能なコンポーネントを管理する。さらには、ビジュアルプロトタイピングにより、要求集約のスピードと品質を向上させるといったことが可能です。その結果、開発者は競合他社と比較して、アプリケーション保守の労力とコストを最大80%削減できます。アイデラは、こうしたLANSAのアプリケーションライフサイクルコスト削減の取り組みを強力にサポートしてまいります。
「LANSAが私たちの開発ツールポートフォリオに加わることはすばらしいことであり、アイデラがローコードの領域でもトップブランドを持つことになります。これにより、開発者は高品質のWeb、モバイル、デスクトップアプリケーションを極めて迅速に構築、提供できるようになります。LANSAは、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域を含むグローバルマーケットに展開しており、スキルの高いスタッフがグローバル展開しています。私たちのチームに彼らを迎え入れることを楽しみにしています。」
アイデラ開発ツール部門/エンバカデロ・テクノロジーズ
ジェネラルマネージャ アタナス・ポポフ
JPMorgan Chase、Kawasaki、TruGreen、Vistar、Walt Disney をはじめとする、65ヶ国の8,000以上の企業/組織が、LANSAプラットフォームを使用して、最小のコーディング労力で一貫したルック&フィールを保証するビジネスアプリケーションの開発、保守、統合を行っています。
「アイデラは業界で最も印象的な開発ツールのラインナップを揃えています。使いやすいソフトウェアを提供し、競合他社よりも迅速に顧客価値を提供するというアイデラのコミットメントは、パートナーを探していた私たちにとって、容易な選択でした。アイデラのリーダーシップチームとの緊密な協力により、LANSAの積極的な展開と継続的な成功を確実にできることは大変喜ばしいことです。」
LANSA CEO
Pete Draney
Pete Draneyは今後、アイデラにおいて成長戦略を立案するための主導的なポジションに就任します。
アイデラについて
Idera, Inc.は、B2B向けソフトウェアの生産性向上ツールを提供するソフトウェアベンダーです。Idera, Inc.のブランドは、データベースツール、開発ツール、テスト管理ツールの3つの部門に分かれており、世界各国の何百万人ものコミュニティメンバーと、ヘルスケア、金融サービス、小売、テクノロジーなど、5万以上のワールドワイド企業の顧客に支えられています。エンバカデロは、その中で開発ツールのブランドとして展開しており、Delphi、C++Builder、RAD Studioといった開発ツールファミリーにSenchaが加わりました。
LANSAについて
LANSAは、プロフェッショナルなモバイル、Web、デスクトップ、クラウド開発者のためのオリジナルのローコード、高速アプリケーション開発プラットフォームです。世界中の8,000を超える企業が、LANSAを使用して、エンタープライズクラスのビジネスアプリケーションを迅速に構築しています。30年以上の実績を持つLANSAを用いれば、ビジネスニーズに迅速に対応し、革新的で継続性のあるITソリューションを生み出すことができます。詳細は、www.lansa.com および www.lansa.jp をご覧ください。
エンバカデロ・テクノロジーズについて
1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月には、独立系ツールベンダーであるアイデラの傘下となり、2017年8月には、WebアプリケーションプラットフォームであるSenchaを買収し、さらなる技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builder、Senchaといったアプリケーション開発ツールやデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。詳細は、www.embarcadero.com/jp をご覧ください。
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