エンバカデロ、RAD Studio 10.3を11月22日から提供開始
~Webアプリ開発のSenchaとの連携性アップや最新OSへの対応強化~
2018年11月22日
エンバカデロ・テクノロジーズ
エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:米国テキサス州オースティン、日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下エンバカデロ)は、クロスプラットフォームネイティブアプリの統合開発環境「RAD Studio / Delphi / C++ Builder」の新バージョン「RAD Studio 10.3」を11月22日(木)から提供開始します。
RAD Studio 10.3製品イメージ
RAD Studio サイト : https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio
■RAD Studio 10.3の新機能について
RAD Studio 10.3には「Rio」という愛称が付けられており、以下をはじめとする新機能を提供します。
Webアプリ開発のSencha Ext JSとの接続をサポートする中間サーバーRAD Serverを強化
フロントエンドとバックエンドを接続する中間サーバー機能の構築を容易に行えるRAD Serverを強化しました。Webアプリ開発のSencha Ext JSでRAD Serverとのデータ連携が容易になり、開発や定義の手間が大幅に軽減されWebアプリの開発工数を削減できます。
共通コンポーネントでマルチデバイスを同時に開発〜最新OSへの対応と強化〜
これまでもCPU/GPUネイティブの独自描画コンポーネント「FireMonkey」を提供しており、単一コードでWindows、macOS、iOS、Android向けの開発が可能でした。さらに、ネイティブ機能を利用したいというユーザーの要望に対し、これまでWindows、iOS向けにネイティブコントロールを提供し、プロパティの変更だけで、各OS固有の機能を利用できるようにしてきました。今回、このサポートにAndroidが加わり、Android向けにもネイティブコントロールを利用可能になりました。 さらに、macOS 10.14 Mojave、iOS12、Android 9 Pieなど、最新のOSバージョンにも対応しています。
Win32向けC++17をサポートしたClang拡張コンパイラを標準装備
C++の最新言語標準であるC++17に準拠した新しいWin32コンパイラを搭載しました。開発者は最新の言語仕様に基づいたC++コードを記述することができるほか、従来の言語基準に基づいたコンパイラに切り替えて使用することができます。
Delphi言語機能の強化
Delphi向けには、インライン変数宣言、型推論など、新しい言語機能が加わっており、柔軟でモダンなコーディングが可能となり、より一層の開発効率化が図れます。
■製品ラインナップ
RAD Studio 10.3は、Delphi / C++の2つの言語を利用できます。単一言語のみを利用できるDelphi 10.3、C++Builder 10.3も販売します。また、いずれの製品も、目的別に複数のエディションが用意されています。製品ラインナップ並びに価格については、ホームページをご覧ください。
https://www.embarcadero.com/jp/
■10.3 Rio発売記念キャンペーン
RAD Studio / Delphi / C++Builder 10.3は、本日より2018年12月25日までの期間限定で、以下のEショップ各社にて、最大23% OFFの特別価格で提供します。製品は、ダウンロード版での販売となります。
- 翔泳社 SEshop:https://www.seshop.com/special/embarcadero/campaign
- リオスe-Shop:http://eshop.rios.jp/shopbrand/EMBT/
- ComponentSource:https://www.componentsource.co.jp/brand/embarcadero
現在販売中のRAD Studio / Delphi / C++Builder 10.2 Tokyoをお持ちの方は、製品購入と同時に加入するアップデートサブスクリプション(年間保守)により、10.3をダウンロードにて提供します。
■10.3 Rioアカデミックライセンス
学生向けにRAD Studioのフル機能を1年間利用いただける新しいアカデミックライセンスを、15,000円(税別)にて提供します。
RAD Studioについて
RAD Studioは、クラウドサービスや主要なデータベース、広範なIoTデバイスとの接続性を提供するクロスプラットフォームネイティブアプリケーションの統合開発環境です。Windows 10対応のアプリケーション構築をサポートするVCLコントロール、Windows、Mac、モバイル向けクロス開発を可能にするFireMonkeyフレームワークが、コンポーネントによるビジュアル開発を実現。アプリケーションパフォーマンスを犠牲にすることなく、単一コードからマルチプラットフォームサポートが可能になります。
エンバカデロ・テクノロジーズについて
1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月には、独立系ツールベンダーであるアイデラの傘下となり、2017年8月には、WebアプリケーションプラットフォームであるSenchaを買収し、さらなる技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builder、Senchaといったアプリケーション開発ツールやデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。詳細は、www.embarcadero.com/jp をご覧ください。
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