エンバカデロ親会社のアイデラが C++開発向け生産性強化ツールを提供するWhole Tomatoを買収
〜コーディング・アシストツール「Visual Assist」を製品ファミリーに追加〜
2018年8月9日
エンバカデロ・テクノロジーズ
エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:米国テキサス州オースティン、日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下 エンバカデロ)の親会社であり、データベース、開発ツール、テスト管理ツールのリーディングプロバイダーであるアイデラ(Idera Inc. 米国テキサス州ヒューストン)は、Visual Studio向けC++コーディング・アシストツール「Visual Assist」を提供するWhole Tomato Software, Inc.を買収したことを、2018年8月2日(現地時間)に発表しました。これにより、Whole Tomato Softwareは、エンバカデロやSenchaを含むアイデラの開発ツールビジネス部門に加わります。
Visual StudioでのVisual Assist利用画面
Visual Assistは、Visual StudioにおいてC++開発者の生産性を高めるコーディング・アシストツールのひとつです。クラス/メソッドのナビゲーション機能やコードのリファクタリング・サジェスト・検索・検査・修正、テンプレート機能など多数のコーディング・スピードを高める機能があります。 直感的なユーザーエクスペリエンス(UX)と動作の高速性が世界中のC++開発者によって評価され、利用されています。
Visual Assist 公式サイト: https://www.wholetomato.com
エンバカデロでは、Delphiの採用拡大が進む一方で、C++向けのツールとコミュニティへのフォーカスも高めてきました。C++17サポートのためのC++Builderコンパイラのアップデート、VCLおよびFireMonkeyフレームワークによるC++ネイティブアプリケーション構築機能の拡張など、幅広い領域にわたる製品強化が可能となりました。この度のVisual Assist追加により、C++向けの専門性と製品機能の強化を継続していくことが可能となります。
「Visual Assistは、RAD StudioおよびC++Builderの一部としてC++ツールを提供してきたエンバカデロの長い伝統を共有します。Visual Assistは、今後も、エキサイティングな製品ロードマップを提示して、Visual Studio開発者の活発なコミュニティへのフォーカスを継続していきます。そして、Visual Assistの機能やノウハウは、今後RAD StudioやC++Builder製品にも活かしていく考えです。」
エンバカデロ・テクノロジーズ
ジェネラルマネージャー アタナス・ポポフ
「Whole Tomato Softwareのチームは、Visual Assistのすばらしいユーザーエクスペリエンスと生産性強化機能によって、開発者に貢献してきた長い歴史を誇りに思っています。クラス最高の開発ツールを提供するというアイデラのフォーカスは、この製品の進化に必要とされる情熱という点で大変マッチしていると確信しています。」
Whole Tomato Software
President Jeff Straathof
アイデラについて
Idera, Inc.は、B2B向けソフトウェアの生産性向上ツールを提供するソフトウェアベンダーです。Idera, Inc.のブランドは、データベースツール、開発ツール、テスト管理ツールの3つの部門に分かれており、世界各国の何百万人ものコミュニティメンバーと、ヘルスケア、金融サービス、小売、テクノロジーなど、5万以上のワールドワイド企業の顧客に支えられています。エンバカデロは、その中で開発ツールのブランドとして展開しており、Delphi、C++Builder、RAD Studioといった開発ツールファミリーに、新たにSenchaが加わりました。
Whole Tomatoについて
Whole Tomato Softwareは、Microsoft Visual Studio向けの最も著名なプラグイン製品のひとつ「Visual Assist」を含む、C++およびC#開発者向けの生産性強化ツールを提供しています。Visual Assistは、ナビゲーション、リファクタリング、コード生成、デバッグなどの機能を提供することで、Visual Studioのコーディング機能の不足を補完し、より強力なIDEへとパワーアップします。
Whole Tomato サイト: https://www.wholetomato.com
エンバカデロ・テクノロジーズについて
1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月には、独立系ツールベンダーであるアイデラの傘下となり、2017年8月には、WebアプリケーションプラットフォームであるSenchaを買収し、さらなる技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builder、Senchaといったアプリケーション開発ツールやデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。詳細は、www.embarcadero.com/jp をご覧ください。
Embarcadero、Embarcadero Technologies ロゴならびにすべてのエンバカデロ・テクノロジーズ製品またはサービス名は、Embarcadero Technologies, Inc.の商標または登録商標です。その他の商標はその所有者に帰属します。