無料で使用できる「AppWave Store」により、PCソフトウェアのワンクリック実行を簡単に利用可能に
2012年4月26日
エンバカデロ・テクノロジーズ
米国カリフォルニア州サンフランシスコ - 2012年4月24日(現地時間) - エンバカデロ・テクノロジーズは、本日、PCソフトウェアをワンクリックで実行可能にするアプリケーション供給インフラ「AppWave(アップウェーブ)」を、パブリッククラウドで利用可能にした「AppWave Store(アップウェーブ・ストア)www.windowsapps.com」のサービス開始を発表しました。AppWave Storeは、個人または企業のユーザーが無料で利用できます。
AppWave Storeは、AppWaveが提供する「Smart App Streaming」テクノロジーにより、Windowsソフトウェアをオンデマンドでストリーミング配信します。ユーザーは、Windowsソフトウェアで従来必要だったインストール操作を行うことなく、ワンクリックで使用できます。AppWave Storeで利用できるソフトウェアは、ローカルPC環境で実行されますが、「Smart App Isolation」テクノロジーにより、他のソフトウェアと競合することもなく、フルスピードのパフォーマンスが得られます。
AppWaveは、AppWave Storeによるパブリッククラウドでの利用のほかに、企業のプライベートクラウドとしても導入することができます。AppWaveを企業内のアプリケーション供給インフラとして導入することで、IT部門が抱えるWindowsソフトウェアに関する、以下の3つの大きな課題を解決できます。
- PCソフトウェアの導入、配布、インストール/アンインストールにかける膨大な時間
- ソフトウェアをインストールした後に、Windows環境の安定性が損なわれたりパフォーマンスが劣化したりする問題
- ソフトウェアが実際に組織内でどのように使用されているかを可視化できていない
AppWave Storeには、無料で利用できる数百タイトルのソフトウェアが登録されており、ユーザーは、さまざまなソフトウェアを簡単にワンクリックで使うことができます。ソフトウェアは、「Smart App Streaming」と呼ばれるクラウドテクノロジーにより、YouTubeのビデオストリーミングと同じように、インストール操作を行うことなく、どこでもすばやく実行できます。ソフトウェアは、ローカル環境にストアされ、ローカルPC上で実行されますが、「Smart App Isolation」テクノロジーによって、PCパフォーマンスに影響を与えることなく、他のソフトウェアやデスクトップ環境と連携して使用することができます。
AppWave Storeは、以下のようなメリットを提供します。
- モバイルアプリストアのメリットをWindows PC向けにも提供
企業も消費者も、PCのソフトウェアをもっと簡単に使用できる方法を求めています。AppWave Storeであれば、ソフトウェアのインストール作業、関連するパフォーマンス問題などに煩わされることなく、モバイルデバイス上のアプリを検索・実行するのと同じ方法で、PCソフトウェアをどこからでもワンクリックで使用できるようになります。 - 使い方が簡単
AppWave Storeの使い方は簡単です。PCユーザーは、http://www.windowsapps.com にアクセスして、ソフトウェアを検索し、クリックするだけです。これで、従来の時間のかかるインストールプロセスを経ることなく、ソフトウェアはストリーミングされてきます。ソフトウェアは、ユーザーのPC上にストアされローカルに実行されます。以降は、ユーザーがオンラインかどうかにかかわらずアクセス可能になります。また、AppWave Storeは、クラウドベースなので、ユーザーは、異なるPCに移動して、いつでもどこでもソフトウェアを取得することができます。 - 組織が保有するソフトウェアへのアクセス環境を提供
多くの企業は、IT資源やソフトウェア予算、管理スタッフが限られています。このような企業にとって、AppWave Storeは、PCソフトウェアを従業員に供給するための低コストで構築可能なインフラとなります。AppWaveを「プライベートAppWave Store」として、企業内のプライベートクラウドに構築すれば、AppWave Storeが供給する数百のタイトルに加え、自社内で保有するソフトウェアもAppWaveを使って配信できるようになり、ソフトウェアの利用状況の可視化も可能になります(自社内で保有するソフトウェアを配信するには別途費用がかかります)。
「現在、多くの人々はモバイルデバイス上では、必要なアプリへのオンデマンドアクセスを期待しますが、PCソフトウェアに関して言えば、90年代のスタイルに留まっています。つまり、長いダウンロード時間、Windows環境のパフォーマンスに影響を与えかねないインストール作業などです。エンバカデロは、AppWave Storeによって、Windowsソフトウェアにおける真の意味で初となるアプリストア体験を構築しました。私たちは、また、組織内において、同じようなメリットを享受し、ソフトウェアの使用状況をトラッキングしたいユーザー向けに、AppWaveビジネスプラットフォームを構築したのです。
AppWaveを用いれば、ユーザーは、オフィスおよびホームPC環境をより生産的にできます。アプリへのアクセスはオンデマンドで発生します。ですから、AppWaveは、モバイルデバイスに要求されるのと同じ24/7の生産性を提供しているのです。」
エンバカデロ・テクノロジーズ CEO
ウェイン・ウィリアムズ
PCソフトウェアの使用に関する生産性への影響を調査
AppWave Storeの発表に合わせて、エンバカデロでは、PCソフトウェアの使用に関する調査結果を公表しました。その結果によれば、有効回答者1500名の実に72%が、ソフトウェアを探し、PCにインストール、アップグレードすることが生産性の低下に影響を与えていると回答しています。そして、84%の回答者が、PCアプリに対するセルフサービス、オンデマンドでのワンクリックアクセス機能が有効であると答えています。また、48%が、PCソフトウェアへのワンクリックアクセスが、非常に価値があると答えています。さらに、回答者の4分の1は、自社でエンタープライズアプリストアの調査を始めており、6%は、アーリーアダプターとして、すでにアプリストアを導入していました。
エンバカデロ・テクノロジーズについて
エンバカデロ・テクノロジーズは、1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」との合併によって、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーとなりました。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のコミュニティが、エンバカデロのDelphi®、C++Builder®、JBuilder®といったCodeGear™製品やER/Studio®、DBArtisan®、RapidSQL®をはじめとするDatabaseGear™製品を採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。エンバカデロ・テクノロジーズは、サンフランシスコに本社を置き、世界各国に支社を展開しています。詳細は、www.embarcadero.com/jp をご覧ください。
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