エンバカデロ、マルチデバイス対応のハイパフォーマンスデータベースInterBaseの新バージョンを発表
新たに64-bit Linuxをサポートし、モバイルから中規模エンタープライズシステムまでの幅広い用途に対応
2014年12月18日
エンバカデロ・テクノロジーズ
エンバカデロ・テクノロジーズ(日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下エンバカデロ)は本日、マルチデバイス対応のハイパフォーマンスデータベースの新バージョン「InterBase XE7(インターベース・エックスイーセブン)」をリリースしたことを発表しました。新バージョンでは、最新のWindowsプラットフォームに対応したほか、新たにLinux 64bitサーバー(RHEL 7、Ubuntu 14、SUSE 11)をサポートしたほか、「変更ビュー」と呼ばれる新しいデータ変更同期の機能が組み込まれています。
InterBaseは、簡単なインストール操作だけで、特別な管理タスクを必要とせずに利用できる「ゼロ・アドミニストレーション」を特長としています。Windows、Linux、Mac OS X、iOS、Androidといった幅広いプラットフォームで、わずかなメモリとディスクスペースで実行できるため、パッケージアプリケーションや組み込みシステム、専任の管理者を置けない小・中規模の企業システムなどで広く利用されています。
今回、Linux 64bitサーバーに対応したことで、企業システムの部門サーバー、支店展開する業務アプリケーションの店舗ごとのサーバーなど、安定稼動とコスト削減を両立したい広範囲なシステムでの需要に応えることができます。InterBaseでは、プラットフォームを越えて、共通のデータベースファイル形式を用いているため、LinuxとWindowsを混在させたり、WindowsからLinuxにシステムを変更する場合でも、容易に移行することができます。
InterBase XE7 の主な新機能
- 変更ビューによりトランザクションオーバーヘッドを軽減:
これまで、トリガーやログを使ったデータの変更の同期には、多くの負荷が発生していました。新たに搭載された変更ビューを用いれば、対象のテーブルへの行の挿入、更新、削除を、列レベルでの粒度で追跡でき、データの変更の有無をすばやく確認できます。 - 新たに64-bit Linux(RHEL、Ubuntu、SUSE)をサポート:
InterBase XE7では、Linux 64bitサーバー(RHEL 7、Ubuntu 14、SUSE 11)を新たにサポートしました。共通のデータベースファイルフォーマットを用いているので、状況に応じて最適なプラットフォームを選択できます。 - パフォーマンスの強化:
マルチプロセッサ上でのパフォーマンス強化、ダンプ実行後の更新追跡システムを搭載した識別ダンプ、大規模トランザクションのパフォーマンス強化などが施されており、旧バージョンと比較して、より高いパフォーマンスを実現しています。
InterBase XE7は、本日より販売開始します。価格は、Server Editionが¥41,000(税別)~*1です。トライアル版は、http://www.embarcadero.com/jp/products/interbase/downloads からダウンロードできます。
モバイル向けのInterBaseバージョンについて
iOS、Androidで利用できるモバイルバージョンのInterBaseは、「InterBase XE3 ToGo Edition(インターベース・エックスイースリー・トゥーゴーエディション)」として提供されています。ToGo Editionを用いれば、データ暗号化を含むInterBaseの強力な機能を、スマートフォンやタブレットで利用できます。
また、RAD Studio XE7、Delphi XE7、C++Builder XE7*2には、無料で利用できるInterBase XE3 ToGo Editionの軽量版「IBLite XE3(アイビーライト・エックスイースリー)」が搭載されており、スタンドアロン環境でInterBaseのエンジンを利用するアプリケーションを容易に作成し、配布することができます(利用できるデータベースサイズに制限があります)。
詳細は、http://www.embarcadero.com/jp/products/interbase/product-editions をご覧ください。
*1 価格は、接続クライアント数、サーバー構成などによって異なります。詳細はお問い合わせください。
*2 Delphi/C++Builder Professional版の場合、利用できる機能に制限があります。IBLiteのフル機能を使うにはMobile Add-on Pack for Professionalの購入が必要です。
以上
エンバカデロ・テクノロジーズについて
エンバカデロ・テクノロジーズは、1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」との合併によって、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーとなりました。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のコミュニティが、エンバカデロのDelphi®、C++Builder®といったCodeGear™製品やER/Studio®、DBArtisan®、Rapid SQL®をはじめとするDatabaseGear™製品を採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。エンバカデロ・テクノロジーズは、サンフランシスコに本社を置き、世界各国に支社を展開しています。詳細は、www.embarcadero.com/jp をご覧ください。
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