先進のアプリケーション開発を実現する新機能
より短時間で強力な開発を実現
Windows開発を強力にサポート
単一コードですべてのプラットフォームをサポート
マルチプラットフォームに超高速配置
10.4.2の新機能詳細
生産性の向上
RAD Studio 10.4.2には、魅力的なアプリケーションをすばやく構築できるように支援する、さまざまな新機能が搭載されています。旧バージョンからの移行をすばやく行える移行ツール、自動サイレントインストーラも用意。IDEの時間のかかる処理には、新しい進捗ダイアログが情報を表示します。RAD Studioのコード入力支援機能Code Insightは、LSPサポートを大幅に拡張。DelphiとC++の双方で、迅速かつ的確なコード補完を実現します。最新リリースへのアップグレードでは、強化された移行ツールにより各種設定をすばやく移行させることができます。
パフォーマンスと品質改善
10.4.2には、SOAP Webサービス統合サポート、WSDLインポートツール、SOAPクライアントの呼び出しの改善などが含まれます。並列プログラミングライブラリもアップデート。最新のマルチコアCPUを活用した、マルチスレッドアプリケーションを効率的に開発できます。デバッガでは、新しいデバッグビジュアライザーを搭載し、ジェネリクスコレクションに保管されたデータを簡単に確認できるようになりました。データベースおよびリモートデータアクセステクノロジーでは、InterBase、SQLite、PostgresQL、Oracle向けのFireDACドライバー、RESTクライアントライブラリ、AWS/Azureのサポートについての改善が施されています。 RAD Studio 10.4.2では、お客様から寄せられた報告を含む700以上の問題に対処しています。
Windowsサポートの拡張
RAD Studio 10.4.2は、ネイティブWindows開発に最適なVCL(Visual Component Library)が搭載されており、クラス最高のWindowsアプリケーション開発サポートを提供します。長いリストを高速に任意の形式で表示できるTControlListコントロール、整数、浮動小数点数、通貨型の値を編集できるTNumberBoxコントロールなどの新しいVCLコンポーネントも提供されます。
Microsoft Store向けのパッケージ化は、Microsoftが新たに推奨するWindowsアプリケーションパッケージングフォーマットMSIXのサポートにより簡単になります。Delphi/C++Builder VCLアプリケーションで利用できる200以上のWindows UIコントロールKonopka Signature VCL Controls(KSVC)が新しいスタイルアーキテクチャに適合するようにアップデート。TEdgeBrowser VCLコンポーネントも、Microsoft WebView2コントロール/SDKのGAバージョンをサポートするようにアップデートされました。
Delphi / C++Builderサポートの拡張
20以上の最適化により、コンパイル時間を大幅に短縮するDelphiコンパイラのパフォーマンス改善を実現しました。さらにDelphi言語ではCode Insightのサポートも強化。コードエディタ上での警告のハイライトやヒント、レンダリングの改善による表示機能の強化、パッケージサポートの強化、Ctrl+クリックによるナビゲーションなど、数多くの改善が含まれています。
C++BuilderのCode Insightも、安定したコード補完の提供のためにアップデート。C++Builderでは、デバッグ情報保持の新しいアプローチも導入されています。分割ドワーフと呼ばれるこのアプローチにより、Win64リンカーのメモリ負荷とアプリケーションの出力サイズの大幅な削減が実現されました。また、例外処理システムもオーバーホールを実施。アプリケーションの信頼性が向上します。RTLには、Dinkumware STLの最新バージョンも含まれています。