マルチプラットフォーム開発のサポート
多くの企業では、マルチデバイスの活用により、従来のオフィスだけでなく、さまざまな現場でITを利用することを検討しています。エンタープライズ対応の高度なアプリケーションを構築できる開発プラットフォーム、多様なデバイスに対応する効率的なマルチデバイスツールがないと、その開発は、従来よりも何倍ものコストがかかってしまいます。
RAD Studioは、マルチデバイス向けのハイパフォーマンス ネイティブアプリケーションの効率的な構築を可能にします。業界標準のC++やObject Pascal(Delphi)を用いた単一コードによるマルチデバイス開発は、プロトタイプから実アプリケーション構築まで、ビジュアルツールの生産性により劇的な生産性向上を実現します。並列プログラミングライブラリの活用により、マルチコアCPUの性能も100%発揮できます。
FireMonkey - ネイティブ レンダリング アーキテクチャ
FireMonkeyは、RAD Studio、Delphi、C++Builderで、高品質なマルチデバイス対応アプリケーションを、単一のコードベースで効率的に開発可能にするフレームワークです。単一のコントロールでも、プラットフォームネイティブのOSコントロールとGPUレンダリングのコントロールをスイッチ可能。MVCベースのアーキテクチャにより、多様なスタイルを用いたルック&フィールとOSネイティブを両立します。これにより、デバイス機能を最大限活かしながらも、単一コードで、Windows、Mac、iOS、Android向けネイティブアプリケーションを構築できます。
iOS 32-bit / 64-bit ユニバーサルアプリでは、パフォーマンス上重要な6つの主要なコントロールがネイティブ対応。TEdit、TListView、TMemo、TSwitch、TCalendar、TMultiViewを、ControlTypeプロパティの設定ひとつで、ネイティブに切り替え可能です。将来的には、より多くのネイティブ対応コントロールを拡充していく計画です。
プラットフォームコントロールは、CocoaのようなネイティブSDKと同じ実装レイヤーを使用しているので、FireMonkeyアプリケーションでは、これまで同様のプロパティ、メソッド、イベントを用い、マルチデバイス対応を維持しながらも、ネイティブコントロールのスムースなスクロールやパフォーマンスを享受できるのです。UXの性能を最大化しながらも、Windows、Mac、iOS、Androidのマルチプラットフォーム対応を堅持できます。
デイバスの性能を最大限引き出すネイティブ開発
ネイティブアプリケーションは、スクリプトコードやミドルウェアを介さず、CPUで直接実行されるため、デバイスの性能を100%発揮できます。高速かつ高性能なアプリケーションは、ユーザーの効率性、満足度も高めることができます。
多くのツールベンダーは、Webテクノロジーとスクリプトをネイティブアプリとしてラッピングしたアプリケーションを「ネイティブ」と称しています。エンバカデロが提供するのは「真のネイティブ」。CPUで直接実行されるそのパフォーマンスは、他の追従を許しません。
他の「ネイティブ」と呼ばれるアプリケーションと「真のネイティブ」の違いは?
スクリプト言語を用いないネイティブアプリケーションは、ハードウェアCPU上で直接実行されるため、以下のようなメリットがあります。
- 高速 – 必要に応じてネイティブAPIやCPUを直接制御するコードを記述可能。スクリプト言語や仮想マシンによって実行されるアプリケーションと異なり、制限やパフォーマンス負荷はありません。
- コントロール可能 – アプリケーションはCPUで直接実行され、完全に制御可能。追加のソフトウェアレイヤーによって速度が低下したり、予期しないガベージコレクションによって動作が止まってしまうこともありません。
- よりよりUXを提供可能 – デバイスの機能を100%活かしたハイパフォーマンスなアプリを提供できます。
強力なハイパフォーマンス言語
RAD Studioでは、明快な言語構文でバグの出にくいObject Pascal(Delphi)と業界標準のC++による開発をサポートしています。いずれの言語も、オブジェクト指向や最新の言語仕様を取り込んでおり、強力かつ高性能なアプリケーション開発が可能です。
並列プログラミング ライブラリ
新しい並列プログラミングライブラリを用いれば、マルチコアCPUの性能を100%発揮できる並列スレッドにより、既存のC++およびObject Pascalコードの飛躍的なパフォーマンス改善が可能です。さらにC++ / Object Pascalの64-bitコンパイラを用いれば、64-bit Windowsアプリケーションを構築し、最新ハードウェアの性能、広大なメモリ空間へのアクセスを活用できます。VCL、FireMonkey、RTL、コンパイラ、デバッガなど、すべてのWindows開発向けの技術は64-bitに対応しており、既存のアプリケーション資産を効率的に64-bit対応させることができます。